【要約】5分で読める『7つの習慣』 まとめ 成功と幸せを手にする法則とは?

【要約】5分で読める『7つの習慣』 まとめ 成功と幸せを手にする法則とは? 思考法

どうも、TJです!(自己紹介はこちら

今回ご紹介するのは、「完訳 7つの習慣 人格主義の回復: Powerful Lessons in Personal Change」です。

全世界で3,000万部超えの不朽の名作ですが、これまで読んだことがない人も、一度読んだことがある人もおさらいとして、ぜひご覧いただければと思います。

それではさっそく見ていきましょう!

※本記事について解説したYoutube動画もありますので、こちらもご覧ください。

「7つの習慣」の前に意識することとは?

なんのために7つの習慣を身につける必要があるのか?

それは、「人格を育てる」ために他なりません。

著者であるコヴィー先生はこう言います。

「真の成功は人格を育てることからはじまる」

私自身もそうですが、成功したいと思った時に、人は小手先のテクニックやスキルに頼りがちです。

しかし、それらは枝葉に過ぎず、人間にとって根や幹になるのが「人格」なのだとコヴィー先生は言います。

これからご紹介する7つの習慣は人格を高める行動そのものなので、毎日歯磨きをするのと同じように習慣化していくことで、成功者に必要な人格が養われていきます。

前置きが長くなりましたが、1つずつ見ていきましょう。

第1の習慣「主体的である」

「主体的である」とは、「人間として自分の人生に対する責任をとること」だとコヴィー先生は言います。

主体的でない人は、仕事のミスも、異性にフラれるのも、さらには自分の性格や行動でさえ、なんでも他人のせいにします。

しかし、本当に自分の性格や行動を決めているのはすべて自分自身ですよね。

失敗をしてしまった時などは、「次はこうしてみよう」「ここはこう言うべきだったかも」といった感じで、環境や人のせいにせず自ら責任を取っていきましょう。

ただ、そうはいっても、世の中には自分の力では変えられない、どうしようもないことだってあります。

本書では、自分で変えられる物事の範囲を「影響の輪」と定義し、その中でどう頑張るかを考えるべきだと述べられています。

上司の機嫌や天気などは、自分ではどうにもできないことだと割り切って、自分で改善できる「影響の輪」に集中しましょう。

その中で結果を出すことで、影響の輪は拡がり、自分で変えられる物事が増えてくるはずです。

第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」

要するに、「自分が死んだ後、葬式の弔辞でどんなことを言われたいか?」を思い描くということです。

「あの人は誰にでもやさしくて、社会に大きく貢献したよね。」

「あの人はいつもブランド品を身に付けて、街でも目立ってたよね」

あなたはどんな風に言われたいですか?

人によって様々ですが、死んだ後に人からどう思われたいか、これは言い換えるとあなたが大事にしたい「価値観」です。

つまり、今後の人生であなたが行動していく上での「ルール」「原則」をつくることが重要だとコヴィー先生は言います。

これがあることによって、あなたの限られた時間をフルに有効活用することができます。

価値観が決まっていないのに人生を過ごすということは、ゴール地点がよく分からないマラソン大会に出ているようなものです。

「あっちに行けばたどり着けるかも」「この道は通るべきだろうか」といった感じで、迷いが尽きません。

「なんのために行動するか」を自覚し、ブレない生き方をしていきましょう。

第3の習慣「最優先事項を優先する」

「緊急ではないが、重要なことに時間を使いなさい」とコヴィー先生は言います。

人の行動は、以下の4つの領域に分かることができます。

縦軸が重要度、横軸が緊急度です。

【要約】5分で読める『7つの習慣』 まとめ 成功と幸せを手にする法則とは? 第3の習慣「最優先事項を優先する」 人間活動の4つの領域

多くの人は日々忙しく、左上の第Ⅰ領域の行動に多くの時間を使っているのではないでしょうか?

そして疲れが溜まり集中力が欠如してくるので、ダラダラとスマホを見たりして、結果的に第Ⅳ領域の時間も増えていきます。

実際、私もそんな感じです。笑

なので、私たちがやるべきことは、第Ⅱ以外の領域の行動を減らして、第Ⅱ領域の行動を増やすことです。

つまり、「やらないことを決める」ことが非常に重要になってきます。

やらないことを決めるために重要になってくるのが、第2の習慣で説明した「価値観」です。

自分の価値観に沿わないものは思い切ってどんどん捨てていきましょう。

難しいことは分かっていますが、それをしなければあなたの人生は変わらず今のままです。(自戒の念も込めて。笑)

第4の習慣「Win-Winを考える」

第3の習慣までは、自分自身の成功(私的成功)のための習慣でした。

第4の習慣以降は、自分だけでなく周りの人たちも含めた成功(公的成功)を実現するための習慣に入っていきます。

まずは、「Win-Winを考える」。

読んで字のごとく、「自分も勝ち、相手も勝つ」ことで、双方にとってプラスになる関係のことです。

コヴィー先生はこう言います。

「勝者がいれば、必ず敗者がいる」と考えるのは間違いで、「すべての人が満足することは可能だ」という発想、すなわち「豊かさマインド」を持ちなさい、と。

そして、Win-Winに至るプロセスは4つあります。

➀まずは相手を理解する
 ↓
➁解決すべき課題を明確にする
 ↓
➂確保すべき結果を明確にする
 ↓
➃結果を達成するための選択肢を出す

また、場合によっては「取引をしない(No Deal)」ことも重要だと言います。

互いの価値観や目標が明らかに違くて、Win-Winが難しい場合は降りる。

それでも、信頼関係を維持できれば次の機会に協力することができるので、長期的にWin-Winの関係を築くことができるかもしれない、という考え方です。

第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」

自分のことを理解してほしかったら、まずは「相手の話を聴け」ということです。

つまり、「傾聴力」が重要なのですね。

どこかで聞いたことある話だなとおもったら、メンタリストDaiGoさんもYoutubeでまったく同じことを話していました。笑

そして、コヴィー先生はただ聴くだけではダメだ、と言います。

相手とWin-Winの関係を築くためには、話の聴き方のうち、最高レベルのスキルが必要になる。

それが、「共感の傾聴」です。

これは、相手が「何を言ったか」ではなく、「どう感じたか」に耳を傾けるということ。

「相手の目線で話を聴き、相手が世界をどう見てるのかを感情移入によって理解する」ということがポイントです。

コヴィー先生曰く、このスキルはとてつもなく難しいので、「心から相手を理解したいという誠意がないならやらない方がいい」と断言しています。

上辺だけの傾聴は相手を傷つけ、人間関係に最悪の結果をもたらすと言います。

とにかく、まずは相手の話を聴くことから始めましょう。

第6の習慣「シナジーを創り出す」

シナジー(相乗効果)とは、個別のものを合わせて、個々の和より大きな成果を得ることです。

コヴィー先生はシナジーを「人生において最も崇高な活動」だと言います。

なぜなら、シナジーを創り出せば、いままで存在しなかった新しいものを生み出せるからです。

そして、シナジーの本質は「違いを尊重すること」だと説きます。

人と組んで何かをしようとする時は、どうしても共通点に目が行ってしまいます。

ですが、お互いの相違点をぶつけ合うからこそ、互いの良さを活かし合い、シナジー効果で大きな成果を得ることができます。

たしかに、私自身のこれまでの経験でもそうですが、何かをやろうとする時って同じようなメンバーで集まりがちですよね。

幼いころからの教育で否応なく同じ年齢の子たちと一緒に過ごしてきた影響もあるのかなと思いますが、極端に歳の離れた人とか、自分とは似ても似つかないような趣味を持ってるような人とかと向き合うのは正直ちょっと気が進みません。笑

しかし、世の中に一人として同じ人間はいないので、互いの違うところを尊重し合って、大きな掛け算を生んでいくことは、これからの社会でさらに大きな価値をもつのではないかと思います。

これと同様のことが柳井正さんの「経営者になるためのノート」にも書かれていたので、気になった方は併せてご覧ください。

第7の習慣「刃を研ぐ」

最後の習慣は、「刃を研ぐ」。

第1~6の習慣で大きな成果を生み出すために、日々自分を鍛え、「切れ味」を高めていけとコヴィー先生は言います。

具体的には、以下の4つです。

  • 肉体を磨く … 食事・休養・運動によって身体をメンテナンスする
  • 精神を磨く … 心を静め、自らの価値観を深く見つめる
  • 知性を磨く … 知識を増やし、情報選択・収集力を身につける
  • 社会性・情緒を磨く … 他人との関係を強化し、心の平安を保つ

これらの側面に対して、バランスよく時間をつくりましょう。

「自分という道具に投資する」ことが刃を研ぐということなのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

7つの習慣について解説してきましたが、なんとなく「分かってはいるけどできてない」ことが多いのではないでしょうか。

「ローマは1日にしてならず」「継続は力なり」という諺もありますが、やはり日々の小さな積み重ねでしか、成功は実現できないのだと思います。

今日が人生で一番若い日です。(リベ大風w)

今この瞬間から、7つの習慣を意識していきましょう。

さらに詳しい内容を知りたいという方はぜひ本書を手に取ってみてください。

まんが版もおすすめです。

ではまた!

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