どうも、TJです!(自己紹介はこちら)
今回ご紹介するのは、「東京改造計画(NewsPicks Book)」です。
ホリエモンこと堀江貴文さんが、「コロナ時代の新しい首都のカタチ」と題してまとめた37の提言が書かれています。
中には賛否両論を巻き起こしたものもあり、とても話題になりましたよね。
今回は特に「これは!」という3つの内容についてご紹介したいと思います。
それではさっそく見ていきましょう!
※本記事について解説したYoutube動画もありますので、こちらもご覧ください。
➀大麻を解禁せよ
いきなり過激なやつぶっ込んですみません。笑
堀江さんは炎上覚悟で、少子化対策としてこの提言をしています。
どういうことか。
要するに、「大麻を吸うとセックスが格段に気持ちよくなるので、みんなどんどんセックスをして結果的に子供が増える」という主張です。
理屈は分かりますよね。
子供が1人生まれたら300万とか、いくらバラマキ政策を導入してみたところで、子どもを作る気がない人は結局作りません。
それよりも「セックスが気持ちいい」という人間の本能に訴えかけた方が、結果的に子作りの動機付づけになるよねという発想です。
この提言には賛否両論あると思いますが、実は堀江さんが伝えたい本質はもっと深いところにあります。
それは、「ルール」だから「決まり」だからと思考停止せずに、常識を疑ってゼロベースで考えようということです。
堀江さんがTBSのサンデージャポンで大麻解禁に対して前向きな発言をした時、他のコメンテーターは本人の意見をろくに聞こうとせずに袋叩きにしたらしいんですね。
「悪いものは悪い」と決めつけて議論をせずに思考停止していたら、悪い状況は何も変わりません。
進化を止めないために今のルールを取っ払って考える。
過激な提言から、結果的にとても大事な気づきを得ました。笑
ちなみに「合法的な白い粉3点セット」に関する話が、事業家botさんのベストセラー「金儲けのレシピ」で紹介されているので、気になった方はこちらの記事も併せてご覧ください。
➁紙の教科書を廃止せよ
個人的に私は、「本は紙がいい」派なんですが、次の一節を読んで考えが変わりました。
(教科書などの)荷物を合算すると、ランドセル本体と合わせて重さ10キロ近くにのぼる。
体重30キロもない小学3年生が自分の身体の3分の1に相当する大荷物をもって通学する。
修行、苦行どころか、ほとんど拷問や虐待のレベルだ。これはまるで、無意味なことに疑問を持たずに従う「企業戦士」としての洗脳を行っているようにすら思える。
第二章「教育・社会保障」(p.91)より
クソサラリーマンの英才教育だ。
クソサラリーマンの件は正直笑いました。笑
たしかに自分も当時、重い教科書を家と学校の間でただ横移動させるのってほんと無意味なことしてるなと思っていましたが、「置き勉」なんてしようもんなら先生に怒られる。
どう考えても理不尽ですよね。
私も子供を育てる立場なので、こういう時代に合ってない慣習はどんどん排除していきたいです。
最近だと「ラン活」なんかも流行っていますが、あれも親のエゴというか、無駄な労力ですよね。
紙の教科書とランドセルを廃止すべき、という提言でした。
➂都民限定の無料オンラインサロンを開設せよ
なぜ女性のほうが、男性よりも長生きなのだろうか。
第五章「未来の生き方」(p.175)より
女性のコミュニティが普段から広く、一方で男性のコミュニティが狭く限定されていることが、間違いなく関係していると思う。
これは目からうろこでした。
自分の父親にしてもそうですが、定年退職してからプライベートで交流があるのは会社の同僚や先輩だけです。
それも、たまにゴルフに行くぐらい。
父がどう感じているかは分かりませんが、会社にしか足場がない男性の多くは、仕事から引退した瞬間に「孤立」しているんじゃないかと思います。
これって、本人たちにとっても、社会にとっても、非常にもったいないことですよね。
もっと色んな世代、色んな趣味をもつ人たちが交流できる状態になれば、それぞれが持っている経験やスキルを社会に還元できるし、本人たちも100年時代を生き生きと過ごせるようになるはずです。
前置きが長くなりましたが、それを実現するために、都民に「無料のオンラインサロン」を提供すべきだと堀江さんは提言しています。
オンラインサロンは遊び場として、精神的な拠り所として、そして支え合って生きていくセーフティーネットとして役割が増していくでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
賛否両論あるとは思いますが、本気で東京を、日本を変えたいと思っている堀江さんの熱意が伝わってくる一冊だと思います。
今回は全37の提言の中から厳選した3つについてご紹介しました。
他の提言についても見てみたいという方は、ぜひお手に取っていただければ幸いです。
ではまた!