どうも、TJです!(自己紹介はこちら)
今回ご紹介するのは、「金儲けのレシピ」です。
本書では15個のレシピが紹介されているのですが、今回は私が「特にこれ!」と思った3つのレシピについてお話しします。
それではさっそく見ていきましょう!
※本記事について解説したYoutube動画もありますので、こちらもご覧ください。
➀合法的に○○を売る
要するに、「中毒性が高い嗜好品を売る」というのは極めて儲かるということです。
本の中で具体的に紹介されているのは、「砂糖」「小麦粉」「脂肪」の白い粉3点セットです。笑
例えば、パンケーキ屋やタピオカ屋など、「オシャレっぽい雰囲気を出して、白い粉を客の口にぶち込む」ことができれば確実に儲かる、ということなんですね。
あとは、お店によっては鮨屋もシャリに大量の砂糖を混ぜていたりするらしいんですが、「めっちゃ砂糖食わされてるな~」なんて思うお客さんはまずいないと思います。
実体験からも分かりますが、「砂糖」「小麦粉」「脂肪」って本当に中毒性高くて、知らず知らずのうちに病みつきになって「また行きたい」と思っちゃうんですよね。
私も「小麦粉」って聞いただけで二郎系のラーメン食べたくなってきました。笑
ということで、いかにして違和感なくお客さんに白い粉を食べさせるか?を考えるべきだ、というお話でした。
※ただし合法的なものに限る
ちなみにホリエモンは別の本で「大麻の解禁」を訴えていたので、気になった方はこちらもご覧ください。笑
➁他人の財布を狙う
本書の中で象徴的な例として挙げられているのが「ノーパンしゃぶしゃぶ」ですが、要するに接待費などサービスの受益者本人以外がカネを払うビジネスは狙い目だよ、というお話です。
接待費に限って言うと、その支払いも会社の経費として付け回され、結局誰が負担しているかよく分からない、所在がゆるいカネなんですね。
あとは結婚式や葬式、さらには戒名にかかる費用なども同じことが言えて、「あんまりみすぼらしい式は挙げられない」とか「位の低い戒名だと故人に申し訳ない」とか無駄な出費をしてしまうことが多いので、単価も高くなりがちです。
ここから言えることとして、BtoBビジネスが狙い目だと著者は書いています。
法人で何かサービスを購入する時に、自分のカネのように丁寧に扱っている会社は極めて少ないと言えるからです。
逆に言うと、自分が経営する会社では1円たりとも無駄にしないコスト意識が大事ですね。
➂信者ビジネス
結論としては「商売に宗教構造を持ち込め」という話です。
「儲ける」という字は「信者」と書くように、信者をつくることで利益率が格段に上がるのです。
どういうことかと言うと、信者が商品を購入(=お布施)してくれるだけではなく、宣伝者(=布教者)の役割も担ってくれるからなんですね。
これによってCAC(顧客獲得コスト)が格段に下がるという訳です。
で、その宗教構造をつくるときに欠かせないのが「教祖」「経典」「教会」の3つであると書かれています。
この例として挙げられているのが、メガITベンチャー企業として名高いサイバーエージェントで、藤田晋社長(=教祖)という圧倒的な存在が社長の座にいて、マキシムズという行動規範が書かれた社訓(=経典)を全社員が携え、定期的に行われるグループ総会(=教会)で藤田社長が社員にメッセージを伝える、という完璧な構造が形成されているということです。
それによって圧倒的な社員のロイヤリティ向上に繋がっているということで、著者がサイバーエージェントから社員を高給をエサに引き抜こうとしたが引き抜けなかったというエピソードが書かれていました。笑
商売に宗教構造を持ち込み、従業員も信者にしろ、ということですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回ご紹介したのはほんの一部ですが、センセーショナルなパンチラインだけでなく、客観的な事実を基に書かれた本なので、非常に納得感のある内容で夢中で読んでしまいました。
要は金が稼げればいいだけなのである。エクセルでうまく計算ができたり、パワーポイントでキレイなプレゼン資料を作れたり、英語ができたりする必要性は本質的な仕事の能力とはまったく関係がないのだ。
本書「まえがき」より
本書の中でもこのように書かれていますが、金儲け術は最高のビジネススキルなのかもしれません。
興味を持った方はぜひこの本を手にとって、他のレシピもご覧になることをオススメします。
ではまた!